新しいサービス【AwesomeQR】

【kintone】商品やサービスへの満足度評価アプリをkintone連携ツールを駆使して実装してみた

3 min 1,292 views
rpa_sample

最終系

はじめに、いきなり最終系を皆さんにシェアしたいと思います。

今回は、上記動画のように、kintoneから請求納品受領書をPDFで作成して、その商品の専用URLのQRコードを埋め込んで、直接お客様にアンケートを入力していただくためのシステムを紹介したいと思います。

背景

昨年の12月下旬からサイボウズさんの【kintone】のCMがテレビで多く流れるようになりましたが、弊社では、3年ほど前からフォーム関係で愛用させていただいております。

一方で、弊社では、「Zoho」というCRM(Customer Relationship Management)を採用しておりまして、こちらがかなりのカスタマイズを施して運用してまいりましたが、昨年より、なんとかkintoneに移行できないかを模索してまいりました。

ようやく、必要な要件を整理でき、この冬休み期間で全面的に移行して、今年よりkintoneで全社システムを運用することにしました。

社員へは1月出社すると同時にアナウンスしたので、おそらく、戸惑ったと思いますが…

昨年までは、商品・サービスを提供させていただき、納品時に受領書の満足度アンケートを紙で受付させていただいておりましたが、この新型コロナウイルスの影響もあり、請求書や納品書を電子データでお送りする機会が増え、このkintoneに移行したタイミングで新たなシステムを導入することにいたしました。

そこで、今回使ったシステムについて、紹介させていただきたいと思います。

使用したツール

まず、今回、kintoneのほかに使用したツールについて紹介したいと思います。以下のツールはすべてトヨクモさんのkitone連携ツールになります。

フォームブリッジ

こちらは、ウェブフォームを作成して、ウェブからkintoneへ直接データが入力される連携ツールになります。単純にフォームからデータが入力されるだけでなく、GoogleアナリティクスGoogleタグマネージャーなどと連携もでき、ウェブ解析も行うことが可能です。

kViewer

こちらは、簡単に説明すると、kintoneに保存されているデータをkintoneのアカウントを持っていない人でも閲覧、または、編集することが可能になるツールです。商品やサービスの内部的な情報は外部へ提供したくないけど、商品名、数量、注文した時期などは、注文履歴などをお客様へウェブでいつでも確認できる、または、在庫管理などで使うことができると思います。

プリントクリエイター

こちらは、簡単に説明すると、Wordの差し込み文書です。Wordの差し込み文書で説明しますと、ExcelやCSVのデータにあたるものがkintoneのデータで、差し込まれた文書をプリントクリエイターで出力するというのをイメージしてもらえればいいでしょうか。

実装についての流れ

詳しい実装の説明は、上記のトヨクモさんのホームページで詳細な説明がありますので、そちらを参考にしていただければと思いますが、実装する際の流れについて、簡単に説明します。

  1. STEP

    データ準備【kintone】

    まずは、データの準備をしていきます。弊社では、顧客満足度調査ということで、QCDとプラスαで進行管理というサービスの質、また最後にご意見ご要望についてをお伺いしておりますので、下図のようなフィールドを作成します。MyページURLというがありますが、こちらはURLを入れる部分なので、こちらも設定していきます。

    ここで、満足度4項目については、フィールドの型を「数値」にしておきます。

  2. STEP

    フォームブリッジの設定

    続いて、フォームブリッジの設定をしていきます。ここで、細かい設定は省略しますが、項目は下図のように評価というフィールドを使ってみました。

    ただ、この設定だけでだと、顧客満足度調査自体はできますが、何の商品についての評価なのかが把握できません。

  3. STEP

    kViewerの設定

    次に、kViewerの設定をしていきます。kViewerは、kintoneにすでに入力されているデータと連携させるために必要な設定となります。

    フォームブリッジだけでは、すでにkintoneに入っているデータへのアクセスができません。

    kViewerでは、最初の設定で、いくつかのテンプレートがありますが、ここでは「Myページビュー」を選択します。

    他のテンプレート、例えば、リストビューに設定してしまうと、後から変更できませんのでご注意ください。

    ここでも、細かい設定は、省略しますが、上図のように、フォームブリッジと連携するため、フォームブリッジで設定した公開URLを入力します。

  4. STEP

    プリントクリエイターの設定

    最後にプリントクリエイターでの設定となります。ここでも、細かい設定は省略しますが、下図のようにQRコードを設定して、そのフィールドは、STEP1で設定したMyページURLを設定します。

さいごに

実装は以上となりますが、ここではMyページURLをkintoneに読み込む方法を以下のサイトを参考にさせてもらっています。

この方法だと今のところ手動での作業となっていますが、作業が単純なので、RPAツールを用いて、自動で設定するようにしていこうと考えております。

弊社では、このようにkintoneを活用した連携についても得意としておりますので、ご興味ありましたら弊社までお問い合わせいただければと思います。

関連記事