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印刷豆知識―その1―

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新年度になり、はじめて印刷発注業務を担当される⽅もいらっしゃるかと思います。

「校了」「責了」「念校」この3 つの違いは分かりますか?

字⾯からなんとなく意味を推測できるかもしれませんが、なんとなくで使ってしまうと「まだ修正があるのに印刷工程に入ってしまっていた」といったトラブルになってしまうこともあります。

これから複数回にわたって印刷に関する⾖知識や⽤語の解説をしたいと思います。
ただし会社によって意味合いが異なる場合もあるので、認識の齟齬が⽣じないためにはお互いに分かりやすい⾔葉で伝えるのが⼀番だと思います。
私⾃⾝、はじめてご発注頂く⽅にはなるべく印刷業界の⽤語を使わない、もしくは説明を交えつつ⽤語を使うように⼼がけています。(できているといいのですが^^;)

制作篇

組版

お客様から頂いた原稿をもとに専⽤ソフトで⾒栄え良くデータを作ります。
レイアウトすると⾔うとイメージしやすいでしょうか。
当社はその中でも⾃動組版を得意としています。最初にデータベースをもとにテンプレートを作成しておくことで、2回⽬以降のご⼊稿は⾃動的にデータが⽣成されるので、より正確に短時間でデータ作成が⾏えます。名簿や製品カタログなど、規則性のあるデザインのものに向いています。

校正

印刷会社で作成したデータに間違いがないか、意図に沿ったものであるかをお客様に確認して頂く⼯程です。
校正の⽅法は⾊々ありますが、おおまかに分けると「本機校正」「簡易校正」があります。
「本機校正」は本番と同じ⽤紙や印刷機で印刷するため、⾊の再現性は⾼いですが費⽤は⾼めです。
「簡易校正」は校正用のプリンタや用紙で印刷することが多いため、⾊の再現性は多少劣りますが費⽤は安めです。

校了

校正した結果、修正がなく、印刷⼯程に進んでも⼤丈夫ということを意味します。

責了

校正した結果、修正はあるが、修正した上で印刷会社の責任において校了とすることを意味します。
修正が軽微な場合や納期が迫っている場合に責了とすることが多いです。

念校

校正した結果、修正があり、念のため最後に校正したい場合に使います。
これは会社によって対応が異なる場合もありそうですが、基本的にはそれ以上の修正はないことを前提としているので、念校提出と同時に印刷⼯程も進めるのが⼀般的です。

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