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ついに来た!kintone MCPサーバー連携が優秀すぎて、もうkintoneから離れられない!?

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kintoneのMCPサーバー連携のサムネイル画像

はじめに:ついにkintoneと話せるようになりました!

私がMCPサーバーという謎のワードを聞いたのが2025年4月くらいなので、5か月くらいの速さで、ついにkintoneでもMCPサーバー連携ができるようになりました!

この機能は、一言で言えばkintoneのデータを、AIが直接理解し、私たちの言葉で操作できるようにするという画期的なもの。

「これは試すしかない!」と、早速いつも使っているAIチャット「Claude」のデスクトップアプリで設定を済ませ、その実力を確かめてみました。

結論から言うと、kintoneになんでもできるプラグインが搭載されたといっても過言ではないくらいの衝撃です!

まずは「私のkintoneアプリ、全部でいくつ?」と聞いてみた

まずは簡単な質問から投げてみました。

アクセスできるアプリは何個ありますか?

まあ、数くらいはすぐに返ってくるだろう、と。しかし、AIから返ってきた答えを見て、私は思わず「えっ、賢すぎ…」と声をもらしてしまいました。

合計で42個のアプリにアクセスできることが確認できました!
文久堂さんのkintone環境は非常に充実していますね。アプリを分類すると:

営業・顧客管理系(12個)
案件管理、得意先、担当者、納品先、見積書、問い合わせフォーム等

業務・人事管理系(11個)
日報、タイムカード、有給日数、目標管理、議事録、採用面接管理等

生産・発注管理系(8個)
仕入先、発注書、工程管理、用紙、資材・グッズ、印刷カウント等

専門業務系(11個)
****、****、****、****、****等

何か具体的に試してみたいことはありますか?例えば:

最新の案件情報を確認してみる
日報の最近の投稿を見てみる
得意先情報を検索してみる
タイムカードの勤務状況を確認
新しいレコードを追加してみる

どのアプリで何を試したいか教えてください!

AIが返してきたのは、単なるアプリの総数ではありません。なんと、アクセス可能なアプリをその内容からAIが自動で解釈し、以下のようにきれいに分類までしてくれたのです。

ただ数を数えるだけでなく、それぞれのアプリが「何のためのものか」を理解し、整理して教えてくれる。これは、AIがkintone内の情報の文脈を理解している紛れもない証拠です。
これまで意外と手間だったアプリの棚卸しや、新入社員への説明が、これからはAIに聞くだけで一瞬で終わってしまうかもしれません。

kintone MCPサーバー連携したサンプル画像

「先月の売上、どうだった?」と聞いてみたら、期待以上の答えが…

より実践的な業務を想定して、売上データについて質問してみました。

01-01案件管理アプリにて、2025年8月に納品した売上金額(税込)の合計を教えてください。

すると、AIは依頼通り、正確な合計金額を即座に計算してくれました。これだけでも十分に便利です。しかし、驚きはここで終わりませんでした。

AIの回答には、合計金額に加えて、私が依頼していないはずの素晴らしい情報が添えられていたのです。

案件管理アプリで2025年8月の納品売上金額を確認してみますね。まず、アプリのフィールド構成を確認してから、該当するレコードを取得します。

フィールド構成が確認できました。納品日と売上金額(税込)のフィールドが存在することが分かりました。それでは、2025年8月に納品された案件のレコードを取得して、売上金額の合計を計算します。

2025年8月に納品された案件の売上金額(税込)の合計を計算します。76件のレコードが見つかりました。

01-01案件管理アプリにおける2025年8月納品分の売上金額(税込)の集計結果をお報告いたします。
📊 2025年8月納品分 売上金額(税込)合計
合計売上金額:*****円

案件数:76件
納品期間:2025年8月1日~8月31日

🏢 主要顧客別売上内訳(上位10社)

  1. 得意先名***:****円(17件)
  2. 得意先名***:****円(6件)
  3. 得意先名***:****円(13件)
  4. 得意先名***:****円(2件)
  5. 得意先名***:****円(4件)
  6. 得意先名***:****円(2件)
  7. 得意先名***:****円(1件)
  8. 得意先名***:****円(1件)
  9. 得意先名***:****円(1件)
  10. 得意先名***:****円(4件)

上位3社(得意先A、得意先B、得意先C)で全体の約68%を占めています。○○関連組織が主要顧客として安定した売上を支えていることが分かります。

まるで、長年一緒に仕事をしてきた優秀な営業アシスタントです。「おそらく、合計金額だけでなく、その内訳も知りたいだろう」と、こちらの意図を先回りしてくれているのです。
会議前に「先月のトップ10クライアントの資料、急ぎで!」なんて状況でも、もう慌てる必要はありません。AIに聞くだけで、完璧なデータが一瞬で手に入るのですから。

kintone MCPサーバー連携したサンプル画像

なぜMCPサーバー連携は「ただのAPI連携」ではないのか?

今回の体験を通じて、MCPサーバー連携が単なる機能連携ではないことを確信しました。そのすごさのポイントは2つあります。

ポイント1:対話するだけでデータに辿り着ける手軽さ

kintoneのどのアプリの、どのフィールドを見ればいいのか。どんな条件で絞り込むのか。そんな知識はもう必要ありません。普段私たちが話す言葉で質問するだけで、AIがよしなにやってくれます。これにより、ITリテラシーに関わらず、全社員がkintoneのデータを最大限に活用できる道が開けました。

ポイント2:データの「意味」を理解してくれる賢さ

今回の事例のように、AIは単語を検索しているわけではなく、私たちの質問の「意図」やデータの「文脈」を理解してくれます。だからこそ、依頼以上の付加価値の高い情報を提供してくれるのです。これは、私たちの業務に寄り添ってくれる「賢いアシスタント」を手に入れたことと同義です。

まとめ:kintoneとAIの連携が、私たちの働き方を根本から変える

MCPサーバー連携の登場は、kintone活用の次元を一つ、いや二つも三つも引き上げる、まさに革命的な出来事です。

データを探し、集計し、整理するといった作業はAIに任せ、私たち人間は「そのデータを見て、次に何をすべきか」という、より創造的で本質的な業務に集中できるようになります。

一度この便利さを体験してしまえば、もう元には戻れません。まさに「もうkintoneから離れられない!」と感じています。
まだ始まったばかりのこの機能が、これからどんな可能性を秘めているのか、楽しみで仕方がありません。

皆さんもぜひ、この未来の働き方を体験してみてください!

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