現時点では、アドレスバーに「保護されていません」が表示される条件は、フォーム項目にパスワードやクレジットカードの情報があるHTTPページに限定されていますが、2019年12月から2020年2月にかけ、Google Chromeに対してWebサイト内の「HTTP」コンテンツがブロックされるよう段階的な仕様変更が行われることが公表されました。
2014年8月にGoogleがhttpsであることを検索順位の決定に含むと発表しています。
2018年7月のGoogle Chomeのバージョンアップから、常時SSL化、つまりhttps化をしていないホームページをブラウザで読み込んだ場合、画面に警告が表示されるようになりました。
GoogleChrome56では、機密性の高いパスワードやクレジットカード情報の入力を求める非SSLページ(http://で始まるページ)に対して、下記のようにアドレスバーに「保護されていません」のラベルが表示されます。
SSLに対応しているページであれば「保護された通信」のラベルが表示されます。
◆非SSLページ
パスワードやカード情報の入力を求めるページが非SSLの場合
◆SSLページ
SSL対応ページの場合
■概要
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▽対象ブラウザ
Google Chrome 79.0以降
▽変更内容
HTTPS/HTTP混在ページにおけるHTTPをデフォルトでブロック対象とする
▽想定影響
Webサイト上に「http」で記述されているコンテンツが正常に動作しなくなる
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本仕様変更に伴い、コンテンツがブロックされると、Webサイトに訪問されたお客様に伝えたい情報を正しく伝えることができなくなります。
SSL証明書の導入がお済みでない場合、2019年12月の上記仕様変更前にご対応いただくことを強くお勧めいたします。
また、SSL証明書を導入済みの場合も、「http」記述のコンテンツが混在していないか今一度ご確認いただくことをお勧めいたします。
※参考
Webブラウザシェアランキング(2019年10月)
Google社はChrome79から混合コンテンツを段階的にブロックすると発表