今回はStudioXを使って「Webブラウザからファイルを自動で保存する」フローを作成してみました。
一括で写真データをダウンロードする機能があれば良いのですが、今回サンプルとして使用しているkintoneの標準機能では添付ファイルの一括ダウンロードができません。
プログラミングの知識があれば一括ダウンロード機能を実装することも可能です。
が、プログラミング知識ゼロの素人にはハードルが高すぎました。
そこでプログラミング知識ゼロの人でも扱えるUipath StudioXで名前を付けて保存するという作業の自動化を試みました。
1つ1つ手動で保存するよりも楽ですし、Aさんの写真にBさんの氏名を入れてしまったといった単純なミスがありません。
サンプルとして5名分のデータを用意しました
各レコードを開くと下記のような詳細画面になります。
- STEP
指定回数を繰り返す
共有→指定回数を繰り返し→繰り返し回数を入力
何回同じ操作を繰り返すかを指定します。
今回は5名分のデータを保存するので5としました。 - STEP
自動化するアプリを指定する
アプリ/Web→アプリケーション/ブラウザを使用→自動化するアプリケーションを指定
あらかじめブラウザで該当のページを開いておき、自動化するアプリケーションに指定します。
- STEP
ファイル名を取得する
テキストを取得→画面上でターゲットを指定
支店名を指定します。
保存先は「後で使用するために保存」にします。
支店名と同じ要領で社員名もテキストを取得して「後で使用するために保存」します。
- STEP
画像データを保存する
クリック→画面上でターゲットを指定
マウスボタンは「右」に設定します。
(画像は左になっていますが、右クリックをさせたいので「右」にします)クリック(保存)対象の写真データを指定します。
クリック→画面上でターゲットを指定
「名前を付けて保存する」を指定します。
文字を入力→画面上でターゲットを指定
ターゲットはファイル名を入力するところを指定します。
以下を入力→保存された値を使用→支店名と社員名のテキストを選択
STEP3で取得したテキストをファイル名として指定します。
支店名と社員名の間にアンダーバーを入れてみました。
クリック→画面上でターゲットを指定
保存ボタンをターゲットに指定します。
- STEP
次のレコードに遷移する
キーボードショートカット→ショートカットを記録
kintoneはレコードの詳細画面で「J」キーを押すと次のレコードに遷移するため、ショートカットにJを登録します。
以上でフローが完成しました。
実行ボタンをクリックするとこのような操作をStudioXがしてくれます。
今回はkintoneをサンプルとしたフローを紹介しましたが、他のサイト等でも活用できるかもしれません。
業務効率化のヒントになれればと思います。