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初めてのRPA「UiPath StudioX」~part3~

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今回はStudioXを使って「Webブラウザからファイルを自動で保存する」フローを作成してみました。

一括で写真データをダウンロードする機能があれば良いのですが、今回サンプルとして使用しているkintoneの標準機能では添付ファイルの一括ダウンロードができません。

プログラミングの知識があれば一括ダウンロード機能を実装することも可能です。

が、プログラミング知識ゼロの素人にはハードルが高すぎました。

そこでプログラミング知識ゼロの人でも扱えるUipath StudioXで名前を付けて保存するという作業の自動化を試みました。

1つ1つ手動で保存するよりも楽ですし、Aさんの写真にBさんの氏名を入れてしまったといった単純なミスがありません。

自動化した作業

kintone上にある社員の写真データを保存する際に所属支店と氏名をファイル名にして保存する

サンプルとして5名分のデータを用意しました

各レコードを開くと下記のような詳細画面になります。

  1. STEP

    指定回数を繰り返す

    共有→指定回数を繰り返し→繰り返し回数を入力

    何回同じ操作を繰り返すかを指定します。
    今回は5名分のデータを保存するので5としました。

  2. STEP

    自動化するアプリを指定する

    アプリ/Web→アプリケーション/ブラウザを使用→自動化するアプリケーションを指定

    あらかじめブラウザで該当のページを開いておき、自動化するアプリケーションに指定します。

    STEP1の指定回数を繰り返しの中にアクティビティを入れます。

  3. STEP

    ファイル名を取得する

    テキストを取得→画面上でターゲットを指定

    STEP2のアプリケーション/ブラウザを使用の中にアクティビティを入れます。

    支店名を指定します。

    保存先は「後で使用するために保存」にします。

    支店名と同じ要領で社員名もテキストを取得して「後で使用するために保存」します。

  4. STEP

    画像データを保存する

    クリック→画面上でターゲットを指定

    マウスボタンは「右」に設定します。
    (画像は左になっていますが、右クリックをさせたいので「右」にします)

    クリック(保存)対象の写真データを指定します。

    クリック→画面上でターゲットを指定

    「名前を付けて保存する」を指定します。

    F2キーを押すと5秒間設定の記録を一時停止するので、その間に右クリックして名前を付けて保存するのメニューを出します。

    文字を入力→画面上でターゲットを指定

    ターゲットはファイル名を入力するところを指定します。

    以下を入力→保存された値を使用→支店名と社員名のテキストを選択

    STEP3で取得したテキストをファイル名として指定します。

    支店名と社員名の間にアンダーバーを入れてみました。

    クリック→画面上でターゲットを指定

    保存ボタンをターゲットに指定します。

  5. STEP

    次のレコードに遷移する

    キーボードショートカット→ショートカットを記録

    私が使用しているPCの場合、ファイルを保存するとセキュリティソフトのポップアップ画面が出てしまい、一時的にブラウザの操作ができなくなってしまいます。
    そのため、ショートカット設定をする前に8秒間の待機時間アクティビティを入れています。

    kintoneはレコードの詳細画面で「J」キーを押すと次のレコードに遷移するため、ショートカットにJを登録します。

以上でフローが完成しました。

実行ボタンをクリックするとこのような操作をStudioXがしてくれます。

今回はkintoneをサンプルとしたフローを紹介しましたが、他のサイト等でも活用できるかもしれません。
業務効率化のヒントになれればと思います。

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