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メディア・ユニバーサルデザイン教育検定

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メディア・ユニバーサル・デザイン(Media Universal Design)とは? 

(※以下メディア・ユニバーサル・デザイン=MUD)
さまざまな情報が高齢者・障がい者・色覚障がい者、外国人などにも、見やすく、伝わりやすくするための配慮手法のことです。

MUD教育検定とは、NPO法人メディア・ユニバーサル・デザイン協会が主催する、老眼や白内障の中・高齢者や色覚障がいの方々などにもわかりやすい印刷物、Web、サインなどを、制作・発注できる知識・技術を習得することを目的とした教育検定になります。

MUD検定には、MUDアドバイザー(旧3級)とMUDディレクター(旧2級)があり、それぞれ一定水準以上の知識と技術が身に付いたと、MUD協会に認められた受講者が得られる認定資格です。

※2022年7月20日時点で
M U Dアドバイザー(旧3級)合格者 4,708名
M U Dディレクター(旧2級)合格者 213名

BUNKYUDO

BUNKYUDO

私は2022年7月20日にMUDディレクター認証番号209を取得しましたが、実はMUDディレクターの認定試験を受けるには、まずMUDアドバイザーの認定資格を取得する必要があります。
ですので、遡ること2年前の2020年にMUDアドバイザーの教育検定に合格するところから始まりました。

MUDディレクター検定は、MUDアドバイザー検定で学習した基礎知識をベースに、色覚編とレイアウト編のそれぞれで、MUDに配慮した印刷物を制作する理論とテクニックを学ぶ講座です。

  1. STEP

    1日目~色覚編~

    第1章
    「色」の表現方法を知る。

    第2章
    高齢者・一般の方・色覚障がいに識別しやすい。

    第3章
    より多くの人が見やすい「色の選び方」

    MUDに配慮した色選定の実践トレーニング

  2. STEP

    2日目~レイアウト編~

    第1章基本的なレイアウトの仕組み

    第2章レイアウトによる情報伝達方法

    第3章M U Dに配慮するレイアウトの媒体効果

  3. STEP

    ワークショップ(実習)

    支給された素材を台紙に切り貼りをして、MUDに配慮したA4フライヤーを制作します。受験者全員の作品を講師が講評します。
    指定された数色から高齢者、色覚障がい者のどちらにもわかりやすい色を複数色選定する。
    最後に1日かけて学習した内容の理解度を測る筆記試験(1時間程度)

  4. STEP

    最後に、1日かけて学習した内容の理解度を測る筆記試験(1時間程度)

    MUDディレクター試験に合格するには、色覚・レイアウトともに筆記試験で80点以上取得すことと、講習終了1ヶ月後を締め切りとして指定課題を提出し、MUD協会の定める水準に達する必要があります。

MUDアドバイザー取得から、MUDディレクター取得までなぜ1年半も掛かったのか・・・

私の場合レイアウトは筆記試験と指定課題を1発合格したものの、色覚の筆記試験で不合格となり、色覚のみ再受験をしました。
また、MUDディレクターは講座受講だけではなく、実践トレーニングやワークショップを行うため対面での受講が必至ですが、恐らくコロナ禍で講座の開催回数自体減っていたことも多少影響したと思います。

受講(受験してみて)

前述の通り、色覚・レイアウトと共に筆記試験と指定課題を合格する必要があり、MUDアドバイザー取得時と比較すると難易度がかなり高かった印象があります。
私自身は印刷会社の制作部門に
改めて、紆余曲折を経て無事MUDディレクターに合格しましたので、実践で活かしていけるように精進してまいります!

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