目次
はじめに
kViewerでToyokumo kintoneApp認証が使えるようになり、セキュリティ面で性能が向上しましたが、今回はそれを使って権限に応じたレコードの閲覧に関して考えてみました。
最終的なイメージは下図の通りです。
やり方
やり方は極めてシンプルですが、1つだけポイントがありまして、最初のkintoneのフィールド設定に注意してください。
- STEP
kintoneアプリの準備
kintone側の設定としては下図のように、数値フィールドをドラッグ&ドロップしてフィールド名は何でもいいですが、例えば権限などとしておきます。
- STEP
kViewerのユーザー管理の設定
ユーザー管理の設定で属性を一つ追加して、名前は何でもいいですが、例えば分かりやすく権限としておきます。
そして、下図のように権限に応じたメンバーの登録をしていきます。
- STEP
kViewerのレコードの絞り込み/並び順の設定
最後に下図のようにレコードの絞り込み/並び順の設定のToyokumo kintoneApp認証を使用した絞り込み条件でフィールドに「権限」、式に「≦ (以下)」、値に「権限」とします。
これで設定完了です。
あとは公開されたビューをそれぞれのメールアドレスのアカウントで開くと最初の画像のように権限設定に応じたレコードを閲覧することができます。
さいごに
ひょっとしたらこれよりいい方法があるのかもしれません。
ただ、グループに応じたレコードの出し分けはやったことがあったのですが、閲覧できるレコードの権限を変えるのはやったことがなく、一瞬どうしようか迷いました。
そんなとき、数値制御もできることに気づいて権限に応じたレコードの出し分けを思いついたので忘れないように覚書として残しておきます。