目次
はじめに
生成AIをビジネスで使う人は多くなっている一方で、生成AIは日々のアップデートがすごすぎて、キャッチアップしていくのが非常に大変だと思います。
最新の情報を知ることも大事であるとは思いますが、生成AIを使う中で、最低限のリテラシーや法律、セキュリティリスク、倫理観を知っておくことはもっと重要かと思います。
先日、Generative AI Testというものに合格したのですが、今回は、生成AIパスポートという資格試験にチャレンジして無事に合格したので、振り返りを含めて紹介したいと思います。
生成AIパスポートとは?
一般社団法人生成AI活用普及協会(GUGA)が提供しているAI初心者向けの資格試験となっております。
生成AIパスポートとは、一般社団法人生成AI活用普及協会(GUGA)が提供する、AI初心者向けの資格試験です。AIを活用したコンテンツ生成の具体的な方法や事例に加え、企業のコンプライアンスに関わる個人情報保護、著作権侵害、商用利用可否といった注意点などを学ぶことができます。本資格の提供を通じて生成AIリスキリングを促し、生成AIを安全に活用するためのリテラシーを有する企業・人材の可視化を推進しています。
一般社団法人生成AI活用普及協会(GUGA)
上記にある通り、法的リスクや安全に活用するリテラシーを可視化するということを目的としているため、生成AIを活用するビジネスマンにとっては必要な知識レベルを証明できる資格試験といってもいいかと思います。
受検内容の詳細は、上記URLよりご確認いただきたいですが、個人的には受験費用が11,000円とやや高い印象があります。
Generative Ai Testとの違い
Generative AI Testと生成AIパスポートと両方受験してみましたので比較してみたいと思います。
生成AIパスポート | Generative AI Test | |
試験時間 | 60分 | 20分 |
問題数 | 60問 | 20問 |
問題形式 | 択一式/多肢選択式 | 択一式/多肢選択式19問 記述式1問 |
開催形式 | IBT方式 | IBT方式 |
受験費用 | 11,000円 | 2,200円 |
難易度 | ☆☆ | ☆☆☆ |
あくまでも個人の感想ですが、上記の表の通り、なんといっても受験費用が11,000円と高額であるところは受験のハードルを上げているように見えます。
一方でGenerative AI Testは2,200円ととても良心的な価格なので、生成AIについて学ぶには目指しやすいテストかと思います。
両試験とも1問あたりの時間が平均1分なので同じように見えますが、Generative AI Testは記述での回答が含まれておりますので試験時間は短く感じるかと思います。
生成AIパスポートは60分あるので、個人的にはさくさく解ける問題もあったので試験時間に余裕はあったと思います。
難易度に関しては完全に個人の感想ですが、比較するとGenerative AI Testの方が難しいように感じましたが、すでにGenerative AI Testを合格していたので、生成AIパスポートが易しく感じたのかもしれないので参考にならないかもしれません。
試験対策と学習方法
試験勉強は生成AIパスポート公式テキストを一通り読んで、LINE公式アカウントからできるAIクイズアプリを何回かやりました。
勉強時間は移動などの隙間時間でしかやっていないので、まとまった時間数は分かりませんが、5時間も勉強はしていないかと思います。
ただ、あくまでも私個人の場合なのであまり参考にならないかと思います。
すでにGenerative AI Testというものを合格していたので、そこまで新しい知識を増やすことはなかったですが、11,000円も払ってしまったので、なんとしても合格せねばと公式テキストをしっかり読みました。
ちなみに、2025年3月20日時点では公式テキスト第3版となっていますが、私が持っているのは第1版ですので、今後、新しい版になっても基本的なことはあまり変わらないと思いますので、受験しようと思っている方は今ある版で十分かと思います。
合格すると嬉しい特典も!
2025年2月 生成AIパスポート試験の結果は以下の通りだったようです。
- 総受験者数 6,590名
- 合格者数 5,104名
- 合格率 77.45%
合格した方には以下の特典があります。
合格証書
合格すると以下のような合格証明書がPDFでダウンロードできます。

オープンバッジ
また、個人的にコレクションしているオープンバッジも取得できます。


生成AI人材認定カード
以下の認定カードを作れる権利をもらえるようです。
ただ、発行手数料3,300円と月額費用500円がかかるので私は遠慮しようと思っています。
さいごに
いつも思っていることですが、資格をとることは目的ではなく単なる手段の一つであって取得をお勧めすることはないです。
ただ、体系的に学習するには資格試験の勉強は効率的であると思いますので、仮に合格しないにしても学習プロセスとしては参考にしても良いのではないかと思います。
生成AIは今後ビジネスで必要なスキルの一つだと感じますので、一度体系的に学習してみてはいかがでしょうか。