DM発送、コスト高騰にお悩みではありませんか? 郵便料金の値上げで、DM施策の見直しは急務です。しかし、ただコストを下げるだけでは逆効果になることも。本記事では、DMの送料を抑えつつ、QRコードを活用して反響率をUPさせるヒントを紹介します。発送代行会社の選び方から、コスト削減と売上アップを両立する賢いDM運用術まで、具体的な方法を紹介。ぜひ最後まで読んで、効果的なDM戦略を実現してください。
目次
DMの送料、実はもっと安くできる?料金と反響率の課題を解決
DMの送料は、工夫次第でもっと安くできる可能性があります。料金と反響率の間には課題が存在し、多くの企業が頭を悩ませています。
DM発送におけるコストは、様々な要因で高騰する可能性があります。しかし、適切な対策を講じることで、コストを抑えつつ反響率を高めることが可能です。
- 郵便料金の値上げ
- 印刷費の高騰
- 封入作業の人件費
これらの要因が複合的に影響し、DM発送のコストを押し上げています。しかし、発送方法の見直しや発送代行サービスの活用によって、これらの課題を解決できます。
DMの送料を安く抑えつつ、反響率を高めることは十分に可能です。戦略的なアプローチで、費用対効果の高いDM施策を実現しましょう。
なぜDMのコストは上がるのか?2025年郵便料金値上げの影響
2025年の郵便料金値上げは、DM施策に大きな影響を与えます。特に、はがきや定形外郵便の料金改定は、DMのコスト増加に直結します。このコスト増は、DM施策において、ターゲットリーチの縮小、クリエイティブの制約、そして費用対効果の悪化という3つのリスクを引き起こす可能性があります。
はがき・定形外郵便の料金改定まとめ
ご存知の通り、2024年10月以降、はがきや定形外郵便物など、多くの郵便料金が値上げされることが発表されています。
具体的に、DM発送でよく利用される種類がどのように変わるのか、以下の表でご確認ください。
種類 | 改定前の料金 | 改定後の料金 | 差額(1通あたり) | 1,000通あたりのコスト増 |
---|---|---|---|---|
はがき | 63円 | 85円 | +22円 | +22,000円 |
定形郵便物(25g以内) | 84円 | 110円 | +26円 | +26,000円 |
このように、DMを1,000通送る場合のコストは、これまでより数万円単位で増加する計算になります。このコスト増は、販促活動の費用対効果に直接影響を与える大きな変更点です。
コスト増で懸念されるDM施策の3つのリスク
このコスト増は、単に「出費が増える」だけでは済みません。以下のような経営上のリスクに繋がる可能性があります。
費用対効果(ROI)の悪化
コスト増加を最小限に抑えつつ、反響率を高めるための工夫が不可欠です。
施策回数や発送量の減少
キャンペーンイベント回数や発送量の減少は、コスト増によって懸念されるDM施策のリスクの一つです。
DM施策のコストが増加すると、企業は費用対効果を考慮し、キャンペーンやイベントの実施回数を減らす傾向にあります。その結果、顧客との接点が減少し、売上機会の損失につながる可能性があります。
- 予算の圧迫
- 効果測定の厳格化
- 他の施策へのシフト
- 顧客データの精査
- ターゲットの絞り込み
これらの要因により、DMの発送量自体が減少し、これまでDMを受け取っていた顧客へのアプローチが途絶えてしまうことも考えられます。顧客との関係性を維持し、売上を向上させるためには、コストを抑えつつ、効果的なDM施策を検討する必要があります。キャンペーンやイベントの回数減少は、長期的なブランドロイヤリティの低下にもつながるため、慎重な判断が求められます。
クリエイティブ品質の低下
送料以外の部分、例えばデザインや紙質などでコストを削ろうとし、DMの魅力が低下してお客様に響かなくなってしまいます。
- 予算削減
- 納期短縮
- 経験不足
- マンパワー不足
- テンプレート利用
DM施策においては、コストだけでなく、クリエイティブの品質を維持・向上させるための投資も重要です。
DM発送コストを劇的に下げる2つの方法
方法1:発送方法を「ゆうメール」や「クロネコDM便」に見直す
通常のはがきや定形外郵便ではなく、日本郵便の「ゆうメール」やヤマト運輸の「クロネコDM便」といった、DM発送に特化した安価なサービスを利用する方法です。
ただし、これらのサービスを利用するには一つ重要なルールがあります。それは「信書」を送れないということです。
「信書」とは?送れないもの・送れるものの具体例
信書とは、総務省のガイドラインで「特定の受取人に対し、差出人の意思を表示し、又は事実を通知する文書」と定義されています。簡単に言うと、「〇〇様へ」という宛名があり、個別具体的なメッセージが書かれた手紙のようなものです。
- 見積書
- 納品書
- 請求書
- 契約書
- 個人的な手紙など
- カタログ
- チラシ
- パンフレット
- 書籍
- アンケート用紙(特定の個人向けでないもの)など
DMの内容が「信書」に当たらないように制作すれば、これらの安価なサービスを活用できます。
各発送サービスの料金と特徴を比較(郵便vsゆうメールvsクロネコDM便)
「信書」に当たらないDMであれば、通常のはがきや定形外郵便より安価な「ゆうメール」や「クロネコDM便」を利用できます。では、それぞれのサービスにどのような違いがあるのでしょうか。DMでよく使われるケースを想定して比較してみましょう。
項目 | 定形外郵便(規格内) | ゆうメール(規格内) | クロネコDM便 |
---|---|---|---|
料金(目安) | 140円(〜50g) 160円(〜100g) | 180円(〜150g) 215円(~250g) | 上限167円(税込) |
特徴 | 誰でも1通から利用可能。 | 大口割引あり。 年間500通以上等の契約が必要。 | 法人・個人事業主向けの契約が必要。 |
サイズ規定 | 長辺34cm×短辺25cm 厚さ3cm以内 重量1kg以内 | 長辺34cm×短辺25cm 厚さ3cm以内 重量1kg以内 | 3辺合計60cm以内(最長辺34cm) 厚さ2cm以内 重量1kg以内 |
配達日数(目安) | 2〜4日程度 | 2〜4日程度 | 発送から3〜4日程度 |
土日祝の配達 | なし | なし | あり |
追跡サービス | なし (オプションで追加可能) | なし (オプションで追加可能) | あり(標準付帯) |
信書の送付 | 可能 | 不可 | 不可 |
ご覧の通り、DMの内容を「信書」に該当しないチラシやカタログにすることで、大口割引を活かしたゆうメールやクロネコDM便といったコストメリットの大きい発送方法を選択肢に入れることができます。
特にクロネコDM便は、配達状況がわかる追跡サービスが標準で付いている点も大きな魅力です。
ただし、これらの安価なサービスは、基本的に法人や個人事業主向けの事前契約が必要であり、発送数にも条件がある場合がほとんどです。
「契約手続きは面倒だし、そこまでの発送数もない…」
そんな場合にこそ、次の選択肢である「発送代行会社」の活用が非常に有効になります。
方法2:スケールメリットを活かす「発送代行会社」の活用
DMの印刷から封入、発送までを一括で委託できる「発送代行会社」を利用する方法です。
発送代行とは?個人で発送するより安くなる理由
発送代行会社は、毎日大量のDMを発送しているため、郵便局などと大口契約を結んでいます。そのため、個人や一企業が直接発送するよりも、はるかに安い単価で発送できる「ボリュームディスカウント」が適用されるのです。
- 大口割引
- 専門業者との連携
- 効率的な作業体制
大口割引による郵便料金の割引や、封筒や宛名ラベルなどの資材を専門業者から安価に調達できる点が挙げられます。また、発送作業に特化した効率的な作業体制を構築しているため、人件費などのコストも抑えられます。
料金だけじゃない!発送代行を利用する3つのメリット
- 圧倒的な工数削減: 面倒な宛名ラベル貼りや封入作業から解放されます。
- 専門知識の活用: 上記の「信書」ルールなど、発送に関する専門知識を持っているので安心して任せられます。
- 品質の担保: 印刷から発送までワンストップで依頼することで、品質の高いDMを確実に届けられます。
宛名印刷、封入作業、発送手続きなど、従業員が行うには大きな負担となります。発送代行を利用することで、これらの業務から解放され、本来の業務に集中できます。
次に、発送代行会社はDM発送に関する専門知識やノウハウを持っています。最適な発送方法の提案、効果的なクリエイティブの作成など、専門的な視点からサポートを受けることで、より効果的なDM施策を実施できます。
最後に、発送代行会社は大量のDM発送を請け負うため、スケールメリットを活かしたコスト削減が可能です。郵便料金の割引、資材調達コストの削減など、自社で発送するよりも費用を抑えられる場合があります。
【重要】コスト削減だけではNG!反響率を上げるQRコード活用術
さて、発送コストを下げる方法はお分かりいただけたかと思います。しかし、「ただ安く送る」だけでは、DMの効果は上がりません。コストをかけて送ったDMが、読まれずに捨てられてしまっては意味がないからです。
そこで重要になるのが、お客様のアクションを引き出す「QRコード」の活用です。
なぜ今、DMにQRコードが必要なのか?
紙からWebへのスムーズな誘導を実現
DMで興味を持ったお客様を、数タップで商品ページやキャンペーンサイトへ直接誘導できます。電話や検索の手間をなくし、機会損失を防ぎます。
- 手間なくアクセス
- 情報の即時提供
- 行動喚起の強化
紙媒体とWebの連携を強化し、顧客体験を向上させるために、DMへのQRコード掲載は非常に有効な手段です。
「誰が」「いつ」アクセスしたか、効果測定が可能に
DMにQRコードを活用することで、「誰が」「いつ」アクセスしたかの効果測定が可能になります。
従来のDMでは、開封率やコンバージョン率といった大まかな効果測定しかできませんでした。しかし、QRコードを用いることで、個々の顧客がDMに反応した日時や場所、アクセスしたコンテンツなどの詳細なデータを収集できます。
アクセスデータを分析することで、顧客の興味関心や行動パターンを把握し、より効果的なDM戦略を立案できます。
例えば、特定の地域からのアクセスが多い場合は、その地域に特化したキャンペーンを展開したり、特定の時間帯にアクセスが多い場合は、その時間帯に合わせた情報提供をしたりすることが可能です。
WebサイトやSNSではリーチできない層に届けられる
Web広告やSNSが届きにくい層にも、手元に直接届くDMならアプローチが可能です。QRコードは、そうしたお客様をデジタル世界に繋ぐ「架け橋」になります。
- デジタル弱者へリーチ
- 情報過多層へ訴求
- 潜在顧客の開拓
- 顧客との関係強化
- 購買意欲の向上
DMは、WebやSNSだけではリーチできない層への有効なアプローチ手段となり得ます。QRコードと組み合わせることで、オフラインとオンラインの融合による相乗効果が期待できるでしょう。
反響率が上がるQRコードなら「AwesomeQR」
「QRコードなんて、どれも同じ白黒の四角でしょ?」と思われたかもしれません。もしそうであれば、非常にもったいないです!
私たち東京文久堂が提供するAwesomeQRは、ただのQRコードではありません。お客様が思わずスマホをかざしたくなる、そんな仕掛けが満載の次世代QRコード作成サービスです。
思わず読み取りたくなる!ARやスタンプラリー機能などのUIUX
思わず読み取りたくなるUI(ユーザーインターフェース)UX(ユーザーエクスペリエンス)は、DMの反響率を向上させる重要な要素です。
その理由は、QRコードが単なる情報取得ツールではなく、顧客とのエンゲージメントを高めるインタラクティブな入り口となるからです。
- ARフォトフレーム機能
- スタンプラリー
- ゲーム要素
- 限定コンテンツ
- クーポン配布
デザイン性の高いQRコードでブランドイメージを損なわない
従来のQRコードは、白黒の四角形で無機質な印象を与えがちで、デザインにこだわる企業にとっては、DM全体のイメージを損なう可能性がありました。しかし、AwesomeQRのようなサービスを利用することで、ブランドイメージを損なわずに、むしろ高めるQRコードを作成できます。
- カラーQRコード
- ロゴ入りQRコード
- 背景透過QRコード
失敗しないDM発送代行会社の選び方3つのポイント
ポイント1:料金体系は明確でスピーディーなサービス提供できるか?
料金体系が明確でスピーディーなサービス提供ができるかは、DM発送代行会社を選ぶ上で重要なポイントです。
料金体系が不明確だと、後から追加費用が発生したり、予算を大幅に超過したりするリスクがあります。また、DMはタイミングが重要となるため、スピーディーな発送に対応できるかどうかも、反響率に大きく影響します。
- 明確な料金体系:基本料金やオプション料金が明確に提示されているか
- 見積もり:詳細な見積もりを迅速に提示してくれるか
- 納期:希望する納期に対応可能か
- 発送スピード:発送までの流れや期間が明確になっているか
- 柔軟性:急な変更や修正に柔軟に対応してくれるか
ポイント2:QRコードなどバリアブル印刷の実績は豊富か?
AwesomeQRのようなユニークQRコードを印刷するには、1枚ずつ異なる情報を印刷する「バリアブル印刷(可変印刷)」という高度な技術が必要です。この技術に対応でき、実績が豊富な会社を選びましょう。
- テキスト:企業名、名前、住所、会員ID、パスワード
- 画像:おすすめ商品
- QRコード:個別URL
- バーコード:管理用コード
実績豊富な代行会社であれば、過去の事例を基に最適なバリアブル印刷の提案や、効果的なQRコードの活用方法などのノウハウを提供してくれるでしょう。
ポイント3:セキュリティ体制は万全か?(Pマークの有無)
顧客リストという重要な個人情報を預けるわけですから、ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)認証やPマーク(プライバシーマーク)認証を取得しているなど、セキュリティ体制がしっかりした会社を選ぶことが絶対条件です。
- ISMS認証
- Pマーク認証
- セキュリティ教育
- 物理的セキュリティ
まとめ:賢いDM運用で、コスト削減と売上アップを両立しよう
今回は、DMの発送コストを抑え、反響率を上げるための具体的な方法をご紹介しました。
- コスト削減の鍵は「発送方法の見直し」と「代行会社の活用」
- 反響率アップの鍵は「お客様が楽しめるQRコードの活用」
この2つを組み合わせることで、郵便料金の値上げという課題を乗り越え、DMをより強力な販促ツールへと進化させることができます。
「自社の場合は、どんなQRコード企画がいいだろう?」
「詳しい料金や、もっと多くの事例を知りたい」
もし少しでもご興味をお持ちいただけましたら、ぜひ一度、私たちAwesomeQRにお気軽にご相談ください。貴社の課題に合わせた最適なDM戦略をご提案し、ビジネスの成功をお手伝いいたします。
※「QRコード」は株式会社デンソーウェーブの登録商標です。