新しいサービス【AwesomeQR】

事務従事者がITパスポートを受験した話…のはずが

4 min 2,315 views

普段は総務・経理業務を担当しており、未就学児2人を育てながら時短勤務している社員Kが受験した資格試験?についてのお話です。

ITパスポートを受験しようと思ったキッカケ

有り体に言ってしまえば、何かしらの資格取得をしなければいけない状況にあった(結果が出る試験を受験して合格という数値がはっきりしている目標がある)→何の勉強をしようか→会社で推奨していて一番ライトそう且つ国家試験だから。です(笑)。

もう少し真面目にいうと、この時代IT業務関係者でなくても知っていて当たり前の一般常識なのでは?と思ったのと、ITを体系的に学べそうだから、です。

勉強法

試験を受けると決めてしまえば、あとは勉強するしかないのですが、文系人間なのでITの知識レベルは非常に低いと認識していて、ITパスポートのシラバスでいえばストラテジ系(経営全般)なら実務で多少知識があるよな…レベルでした。

ちなみに勉強期間は1か月と決めて試験に申し込み。だらだら勉強するより短期集中したほうが身に入りそうだったからです。

ITパスポート試験対策のテキストは多く出版されているようですが、私は特にお金を掛けずにやろう、と決めていたので基本オンラインを使って勉強をしました。

勉強に使った・参考にしたサイト

ご存じの方も多いと思いますが、無料で、ログインすれば自分の成績管理や繰り返しやりたい問題にチェックを入れて使える大変ありがたいサイトです。ITパスポート以外の資格試験もたくさんあるようです。

手作り感満載の(褒めてます)デザインで、IT初心者にも非常に分かりやすく解説してくれています。例えが簡単で分かりやすいので、分からない語句はとりあえずココで調べていました。

あとは完全にアナログになりますが、私の場合覚えられない用語はひたすらノートに書いていました。個人的にはこの方法が一番頭に入ります。

他に、Youtubeでも対策動画がたくさんあるそうなので、一度見てみるのもいいかもしれません。

子育て中の勉強時間の捻出方法

小さいお子さんがいらっしゃる方はココが一番難題だったりしますよね。私にもそれはそれは可愛い2人の子ども(5歳・1歳)がいますが、この子たちが起きている時間は基本勉強できません。なので、朝・通勤時間・お昼休み・夜+隙間時間で勉強することにしました。

そして非常に個人的なやり方として紹介しますが、私自身は早朝に一人で集中して勉強するのが一番捗りました。
元々超朝型の人間でしたので、育休から復帰後は4時30分にスマホのアラームをセットして起床、家事や身支度などをしていたのですが(この話をすると大抵の人に驚かれるが我が家では通常営業)、勉強の為に手始めに4時に起床することに。
一昔前に流行った朝活というやつですね。

ところがココで問題が。5歳の長女は眠りが浅く、スマホのアラーム音では起きないのに(私の目覚めが滅茶苦茶早く0.5秒で止めるから)、私が寝室を出ようとすると、早いときは布団から出ようとすると気配を察知して起きてしまうのです。子育てあるあるでしょうか。

ココで子どもをどうするかが後々の時間捻出に非常に関わってくるのです。 
子どもの機嫌によって対応を変える必要があります。
パターン1:子どもの機嫌がいい場合。早朝に起こされようが寝起きがよくスッキリ起きてくれることがあります。この場合、再度寝かしつけは不可能となりますので、一緒に起床します。
ここで皆さんお分かりでしょうか。朝の勉強時間は無くなりました。

家の中に子どもといると、大体5分ごとに「おかーさーん」と呼ばれます。
「おかーさーん、みてー」「おかーさーん、きてー」「おかーさーん、これやってー」。
おかあさん大人気ですね。

もうこんな状態になるしかない。

パターン2:子どもの機嫌が悪いが2度寝してくれた場合。まだ眠くてぐずります。それはそうですよね。その場合、2度寝へ誘導します。そのまま添い寝です。この間、スマホで過去問でもやろうかな…なんて気にはなれないので、ひたすらもう1度寝てくれるのを願うのみです。5分、10分、15分…寝てくれた!気配を消して寝室から脱出成功です。おめでとうございます!(自分を褒める)少なからず勉強時間ゲットです。

朝から一仕事してやった感

パターン3:子どもの機嫌が悪く2度寝してくれない場合。これが一番最悪なパターンですが、15分を限度に寝てくれない場合は諦めて起きます。勉強時間終了です。
更に、長女が騒いでいるとあまり起きない次女まで起きてしまった暁には、もう何もできません。

もうこんな状態になるしかない(2度目)

…となると勉強できない焦りが出てきます。なので、無理やり子どもと一緒(?)に勉強しました。
基本リビングでテレビ(録画やサブスク動画)を見させて、私はダイニングテーブルで勉強…が、音が気になります。
しかも当時長女がハマっていた番組がクセが強い歌が多く流れ、それを延々ループで見続けるので勉強に身が入りません。
また、しばらくするとテレビに飽きて遊びだしますが、すぐ一緒に遊ぶよう誘われます。
やんわりと「お母さんお勉強中だから」と断りますが、それが続くと怒り出すので、遊びに付き合ったり…。

勉強期間約1か月。7割がたパターン1か3でした。そうです。忘れてましたが、子育て中は自分の思い通りに事が運ばないのが常です。最終的に試験直前は3時半起きになりました。

夜、子供たちが寝てからの方が起きる確率が低いので(我が家の場合)夜やれば?と思うかもしれませんが、先に述べたように超朝型人間で4時代起きなので、流石に夜更かしは出来ず子どもと一緒に寝る日々です。

実際の試験を受けてみて

こんな調子でしたのであまり自信がないまま受験。問題は6割ほど過去問道場でやったよな?といった似たような内容の出題でした。
中には出題したことのない、今後の傾向を見る為の問題も出るそうで、私の場合AIに関する(自動運転レベル3にあたるのはどれか、といった)問題でした。

よーく問題文を読まないと間違えそうな引っ掛け問題も多かったです。試験時間120分で問題100問なので、パッと回答する問題と、長文でよく読み込む必要がある問題と区別する必要がありました。

試験はCBT方式で4択です。試験終了後、点数結果がすぐに出てきます。ITパスポートの場合、合格点が総合得点600点/1000点&各分野300点以上に対して、
私は総合得点650点、各分野300点以上だったので、ぎりぎり合格か…?といった結果でした。分野別にみても、やはりテクノロジ系が一番低かったです。が、ストラテジ系よりマネジメント系の方が点数が良かったです。

さいごに

ITパスポートの勉強や試験についてより、子育て中の勉強時間捻出がいかに難しいかを熱く語ってしまいました。
が、同じような境遇の方の参考と励み(?)になれば幸いです。

なんだか子どものことをネガティブに捉えられるかもしれませんが、子どもからパワーを貰うことも多いし、この子の為にもがんばろう!とやる気にさせてくれるのも子どもという存在です。
勉強中は「やってられん!」と夫に八つ当たりしたりしましたが、なんとか無事に合格したので、また次の資格試験合格を目指します。

いま思えば、1歳からiPhoneを操っていたデジタルネイティブ世代の子どもと一緒に勉強出来たら、親として良かったかな…と反省してみました。ま、現実はそんな余裕ありませんが(笑)

自分の時間も、子どもとの時間も大切にしたいので、何事も無理しすぎないのが大切ですね。

合わせて読みたい

気になる資格がみつかるサイト・資格Hacks

関連記事