2021年9月1日、デジタル庁が発足されました。
その公式サイトが「Studio」というプログラミング知識を必要としないWEB制作ツールで作成されているとのことで、どんなものか使用してみました。
結論から言いますと、プログラミング知識がなくても簡単に今時でオシャレな(と自分では思っている)ホームページを作ることができました。
ただし、簡単に、とは言っても最初は何をどうしたらいいか分からなかったため、チュートリアル動画をいくつか見る必要はありました。
WordPressとの違い
当社のホームページはWordPressで作成しているので、WordPressの使用感と比べてみました。
無料で使用できる範囲での個人的な感想です。
たなか
営業職なのでHTMLやCSSといったプログラミング知識はありません。WordPressは記事の更新ができる程度です。
WordPress | Studio | |
---|---|---|
価格 | ○ | ○ |
操作性 | ○ | △ |
デザイン性 | △ | ○ |
CMS | ○ | △ |
拡張性 | ○ | × |
サポート | ? | ? |
WordPressもStudioも無料から始められます。
Studioの無料プランの場合はサブドメインでの公開になります。
サーバーやドメインを別途契約する必要がないので気軽に始められます。
独自ドメインを採用する場合は有料プランになります。
無料プランの場合、CMS記事数は5記事までです。個人的には少ないかなと思いました。
こちらも有料プランによっては1000記事まで書けるようです。
趣味レベルのサイトであれば無料プランで十分ですが、企業サイトの場合だと無料プランではちょっと物足りないかなと思いました。
WordPressの場合、記事数の制限があるのか調べても分からなかったのですが、当社の記事が約300件なのでそのぐらいは問題なく書けます。
Studioの場合、画面上でマージンやパディングをドラッグして調整することもできます。
WordPressにはない機能で感覚的に調整できるところが好きなのですが、正しく選択できない時があるのが少し煩わしく感じました。(私の操作が下手なだけかもしれませんが)
WordPressはブロックエディターを使用していますが、操作性に関してはやりづらいと感じたことはありません。
前述と重複しますが、Studioは画面上でマージンやパディングをドラッグして感覚的に調整することもできるので、プログラミング素人からするとWordPressよりも自由にデザインできると感じました。
また、タブレットやスマホ端末で見た時のデザインを自由に変えられるのも良いところだと思いました。
WordPressももちろんレスポンシブ対応のサイトを作成できるのですが、タブレットやスマホで表示した時のデザインはあまり変えられません。
ただ、Studioの場合は手を加えないとレイアウトのバランスがイマイチの場合があります。わざわざ修正するのが煩わしいと感じる方はWordPressの方が良いかもしれません。
前述したように、Studioの場合は無料プランだと5記事までという制限があります。
WordPressには無料で使えるプラグインがたくさんありますが、Studioの無料プランはプラグインといったものはありませんでした。有料プランだと拡張機能が使用できるようになるようです。
WordPressもStudioもサポートに問い合わせたことがないので特筆することはありません。
当社はWordPressのSONICという有料テーマを使用していますが、話に聞くとコミュニティのようなところで質問すると回答をもらえるようです。(WordPress自体のサポートというよりテーマについてのサポートなのかもしれません)
Studioの方は日本語対応でレスポンスも早いという記事を見かけました。
私は分からないことがあった時はまずググるのですが、WordPressに比べるとStudioは情報量が少ないと感じました。
以上のことから、趣味のサイトを作るのであれば私はStudioを使いたいと思いました。
企業サイトの場合は独自ドメインを使いたいので、WordPressもしくはStudioの有料プランになりますが、WordPressも有料テーマを採用するのであればいくらか費用はかかります。
となるとWordPressの方がググった時の情報量が多いので、現時点ではやはりWordPressを使いたいです。
今後Studioがもっと普及してくれたらいいなと思います。
Studioは無料で始められるので、気になったらまずは触って見るといいと思います。