東京文久堂ニュース 2014年9月55号

地球温暖化の進行と聞くと、直感的には暖冬になりそうに思われます。ところが、去年の北半球の冬には、日本や北米東部は厳しい寒さに見舞われ、北米の五大湖の凍結や、山梨県甲府市に観測史上1位の積雪をもたらしました。その一方で、冬季五輪が開催されていたロシアのソチでは暖冬であったことも記憶に新しいことでしょう。
近年は、特に北半球のユーラシア大陸上が寒い冬を迎えることが多いのは、地球温暖化が中緯度の気候の「ゆらぎ」を激しくさせるからだという説があります。結局のところ、まだ解明されていません。今年は、今まで経験したことのないような雨の多い夏となりましたが、今年の冬はどうなってしまうのでしょうか。心配ですね。
さて、今月もニュースをお届けいたします。

◆今月のNEWS◆
1 入力した数字が変わってしまうトラブル解決【EXCEL2010】
2 「ぶら下げインデント」で文章の行頭をそろえる【Word 2010】
3 行ごとに塗り分けして表を見やすくする【Excel 2010】
4 文字列が勝手に記号に変わってしまうトラブル解決【EXCEL2010】

 

◆1 入力した数字が変わってしまうトラブル解決【Excel 2010】

距離や重量などを入力する際、ほかのデータと桁数を合わせるため「1.0」や「2.00」のように、整数であっても末尾に小数点以下の「0」を加えることがあります。しかしExcel 2010でそのまま「1.00」と入力すると「1」と表示され、末尾の「0」が消えてしまいます。そこで小数点以下の桁数をそろえるために、セルの表示形式を変更しましょう。
まずはセルの書式設定を開き、「表示形式」の「分類」を確認します。通常は「標準」や「通貨」などに設定されているはずです。そこで「数値」を選択し、「小数点以下の桁数」を「1」以上に設定します。これでデータが整数である場合でも、小数点以下の「0」が表示されるようになります。小数点以下の数字が四捨五入されて整数になってしまう場合も、同じ設定で解決可能です。

数値データを入力する際、桁数をそろえるために末尾に「0」を加えたいことがある。ここではセルに「1.00」と入力した

 

 

入力後に[Enter]キーを押して確定すると、「1.00」の表示が「1」に変わってしまう。整数の場合の表示形式が小数点以下の値に対応していないため

「セルの書式設定」画面を開き、「表示形式」タブを表示。「分類」から「数値」をクリックし、「小数点以下の桁数」に「1」以上を設定する

小数点以下の数字が表示された。なおこの場合、セルに「1」と入力しても自動的に「1.00」と表示される

セルでの表示が四捨五入され、数式バーに表示される正しい数値と異なってしまうこともある

正しく表示されないのは、表示形式が「通貨」や「日付」になっているため。「数値」に設定しなおし、小数点以下の桁数を設定した

 

◆2 「ぶら下げインデント」で文章の行頭をそろえる【Word 2010】

「ぶら下げインデント」を使うと、段落の2行目以降にインデント(空白)を設定することが可能です。たとえば見出しエリアと本文エリアを分けるのに使うと、文書がすっきりと読みやすくなります。
箇条書きの行にぶら下げインデントを適用する場合は、ちょっとしたコツが必要です。ぶら下げインデントをそのまま設定するとレイアウトが崩れてしまいますが、そのままの状態で水平ルーラーをクリックしてインデント位置を追加するとうまくいきます。

インデントを設定したい段落にカーソルを合わせ、インデントマーカーの「△」を右方向へドラッグする

段落の2行目以降にインデントが適用され、行頭がドラッグした部分へ移動する

行頭に文字や番号が設定されている箇条書きにぶら下げインデントを適用すると、見出し部分までインデントが反映されてしまう

ぶら下げインデントを適用した状態でルーラーの左上をクリックして「L」字型のマークに切り替える。水平ルーラーから、見出しを表示したい位置(ここでは2文字目の「2」)をクリック

見出し部分が左に寄せられた

 

◆3 行ごとに塗り分けして表を見やすくする【Excel 2010】

表の見出し部分を強調するには、セルの背景を濃い色で塗りつぶすのが効果的です。さらに文字の色を変えたり太字にしたりすることで、より見出しをより目立たせることができます。またデータ部分も1行ごとに背景色を変えることで視認性が高まり、内容を把握しやすくなります。
しかし、これらを手作業で塗り分けるのは手間がかかります。そんなときは、表を「テーブル」に変換するといいでしょう。見出しやデータ部分のスタイルをまとめて設定できるので、手間をかけずに分かりやすい表に仕上げられます。配色を変えたい場合でも、テーブルスタイルから実際の色合いを確認しながら手早く変更することが可能です。

「挿入」タブを表示させ、「テーブル」をクリックする

表全体が正しく選択されていることを確認したら「OK」をクリック。含まれていない部分があったら、セルをドラッグして範囲を選択し直す

表がテーブルに変換され、各行が自動的に塗り分けられた

「テーブルツール」の「デザイン」タブを表示させ、「テーブルスタイル」からテーブルのカラーパターンを選択する

表をテーブルに変換すると、見出し部分に「▼」のボタンが表示されます。これはフィルター機能のためのボタンで、データを並べ替えたり項目の表示/非表示を切り替えたりすることが可能です。フィルター機能が不要な場合は、テーブルから表に戻すことでボタンやメニューを非表示にできます。セルの書式だけは残るので、色だけを変えたい場合に利用しましょう。

テーブルでは表の見出しにフィルター設定用のボタンやメニューが表示される

フィルターが不要なら、「テーブルツール」の「デザイン」タブをクリックし、「範囲に変換」をクリックする

「はい」をクリック

フィルター用のボタンやメニューが表示されなくなり、カラーパターンだけが残った。なお、「データ」タブの「フィルター」ボタンでオフにすることもできる