東京文久堂ニュース3月 73号

最近、CIAのエクセプショナル・パフォーマンス賞を受賞したマイケル・ピルズベリーの経験に基づいて書かれた「China 2049」という本を読みました。 「パンダハガー(親中派)」のひとりだった著者が、中国の軍事戦略研究の第一人者となり、親中派と袂を分かち、世界の覇権を目指す中国の長期的戦略に警鐘を鳴らすようになるまでの驚くべき記録です。 本書が明かす中国の真の姿は、孫子の教えを守って如才なく野心を隠し、アメリカのアキレス腱を射抜く最善の方法を探しつづける極めて聡明な仮想敵国だという内容です。一読をお勧めします。

 ● 今月のNEWS

1 Acrobatを使った入稿前のPDFチェック

2 真ん丸な円を描くには(WORD)

3 顧客満足度調査の結果報告

●News 1 Acrobatを使った入稿前のPDFチェック

印刷原稿としてPDFは大変便利なデータ形式ですがその反面、入稿後に印刷会社が手直ししたり、変更したりすることが安易にはできないというデメリットもあります。

Adobe Acrobat Proをお使いであれば入稿前に下記のチェックを行って頂くことをお勧めします。 ○RGBオブジェクトを見つける『出力プレビュー』 たくさんのオブジェクトが混在する紙面でRGBや特色オブジェク、オーバープリントのエラーを簡単に見つける方法をご紹介します。 印刷で利用されるカラーモードは、カラー印刷の場合は「CMYK」、モノクロ印刷の場合は「グレースケール」が一般的で、それ以外のカラーモードのオブジェクトが存在すると出力エラーになったり、その部分が印刷されなかったりなどの思わぬトラブルになります。入稿前に入念なチェックが必要です。 1.制作したPDFをAcrobatで開く 制作したPDFをAdobe Acrobat で開き、「表示」>「ツール」>「印刷工程選択します。(図1)   

 

 2.「出力プレビュー」を選択(図2) ウインドウ右側にサイドメニューが表示されます。「出力プレビュー」をクリックします。

3.オーバープリントを確認

出力プレビューの設定ウインドウが開きます。右上のシミュレーションプロファイル:「Japan Color 2001 Coated」を選択します。「オーバープリントをシミュレート」のチェックが入っていることを確認します。意図しないオーバープリントが設定されていると、この段階で画面左側のプレビューに変化があるはずです。このサンプルでは、タイトルのバック左側の模様、写真の中の白い文字、緑の四角形にオーバープリントが設定されており下図の結果になりました。 この現象は通常のカラープリンターでは確認できませんが、カラー印刷の場合、版を作る「色分解」という工程でこのような出力結果になってしまいます。 意図せぬオーバープリントは、制作アプリケーションにもどって訂正してください。 (図3)

 

 4.YMCK以外のオブジェクトを確認する

表示:「デイバイスYMCKでない」を選択します。「色分解」の中の赤い破線で囲んだ項目がエラーになります。(通常のカラー印刷場合)左側のプレビューでも確認できます。色分解の方には表示されていませんが、右側の写真はRGMなのでこれもエラーとなります。※トンボも表示されていますが問題ありません。

(図4)の例のようなCMYK以外のオブジェクトは、印刷されずに白く抜けてしまいます。やはり制作アプリケーションにもどっての修正が必要です。

○カラーPDFをモノクロの変換『色を置換』

モノクロ印刷(墨1色刷り)の場合、 カラーのPDFをご支給頂いても印刷は可能ですが、やはりモノクロ印刷の場合はモノクロのPDFで仕上がりのイメージを確認して入稿するのがベストです。 Adobeの「色の置換」で、すでにあるカラーのPDFを手軽にモノクロに変換することができます。

1.カラーのPDFをAcrobatで開く 「表示」>「ツール」>「印刷工程」を選択します。

2.色の置換を選択 ウインドウ右側にサイドメニューが表示されます。「色の置換」をクリックします。(図5)

3.設定箇所 「色を置換」オプションウインドウが開きます。「カラーを出力インデントに変換」にチェックを入れプロファイルを「Dot Gain 15%」を選択します。続いて「黒を維持」にもチェックを入れます。 OKボタンをクリックします。(図6)

モノクロ変換後に「濃い」と感じたら、「Dot Gain 25%」に換えて試してみてください。数字が上がるほど明るく変換されます。 「Dot Gain(ドットゲイン)」とは、印刷時にアミ点が太ってしまうことです。インクが紙に添着した後に広がってしまうために起きる現象です。言い換えればデータの濃度より濃く印刷されてしまうことで、ここでの「Dot Gain 15%」とはその現象を予め補正するプロファイルのことです。

4.変換 グレー変換完了です。変換後のグレーの濃度など確認してください。例えば目立たせたいと思って赤くした文字などがグレーになってしまい、逆に読みづらくなってしまうこともあります。(図7)

また、下の例のようにもともと水色や黄色だったところは、かなり薄いグレーになってしまうので注意が必要です。(図8)

 

 

●News 2 真ん丸な円を描くには

[図形]ボタンから[円/楕円]ボタンをクリックして、真ん丸な円を描画するには、[Shift]キーを押しながらドラッグします。[Shift]キーを使うと、円だけでなく、正方形や正三角形など、辺の長さが等しい図形を描画できます。

図形の中心から描画するには、[Ctrl]キーを押しながらドラッグします。

 

●News 3 顧客満足度調査の結果報告

日頃より、「お客様満足度調査」にご協力を頂き、誠にありがとうございます。 【2015年度下半期お客様満足度調査】7月~12月の集計をご報告させていただきます。

【調査結果】ご依頼件数、約1500件中、ご回答件数は約730件 (49%)となりました。 前回の調査では、回答件数が62%ほどありましたがそれを下回る結果となってしまいました。お客様の声を反映できず申し訳ありません。

下半期での御回答結果は、④非常に満足86%、③満足11%、②普通2%、①不満足1% 上半期では④③合わせまして99.8%のご評価を頂いておりましたが、下半期では④③合わせまして満足度97%となり-2.8%となり、更なる精進が必要であると改めて教えていただくご結果を頂くことになりました。 今期は、お客様の満足度を上げるとともに、発送案件などでお客様のお声を反映できなかったものに対しては、お電話させていただいております。その際にはご協力のほど宜しくお願い申し上げます。

  2015年上期 2015年下期 比較
④非常に満足 99.8% 97% -2.8%
③満足
②普通 0.2% 3% +2.2%
①不満足

株式会社東京文久堂 品質管理者:鈴木琢磨